いのちとのちかさ

夏です。栃木では生命力が爆発してます。



今日は玄関のドアを開けたらきれいな蛾が死んでいました。羽がボロボロ。立派に生を全うしたのですね。


台風の前日には道でカブトムシが死んでいました。今の家ではカブトムシ類にやたらと遭遇します。夜に帰宅すると玄関照明の近くにクワガタがとまっていたり、階段にカブトムシがいたり。わざわざ虫捕りに行かなくても虫のほうから出向いてくれるという少年大喜びのシチュエーション。


近くに大きな木がたくさんある公園があるのでそこから来ているのだと思います。立地としては駅近の住宅地なんですけど、ちょっと離れると田んぼや川が広がる地域があるし、土地に余裕があるので公園や住宅に植えられている樹木のスケールが都会とは違うので、昆虫との距離もすごく近いですし数も多いです。


自然が多いから、人間の生活圏と人間以外の生き物の生活圏が混ざりあっています。混ざるどころかそもそも人間とそれ以外で別れていない、という方が適切な表現です。たくさんの生き物が生きている自然があって、その中に人間も暮らしている。栃木にいると感覚的にすごく腑に落ちるのですが、これは都心だと実感を持てない感覚です。


私はこの感覚を持っているお陰で、若いころから都会のライフスタイル・ワークスタイルだけが全てではないと考えて、自分の人生に無理がある部分には「おかしいよね」と抗うことができました。東京に10年住んで価値観や視点がだいぶ都会寄りになっているなと思ったことも 今年栃木に引越してきた理由のひとつですが、この半年 季節ごとに人間以外の生き物の気配や生命力を感じて、その感覚の鋭さを取り戻すことができてきたと感じています。


5月から育てているバジルとパセリも暑さに負けずにもりもり繁っています。これでも料理に使ったりで葉を減らしているのですが、買ってきた日にブログを書いたのを振り返ってみたら当時は本当に可愛らしい姿をしていて笑ってしまいましたw

(買ってきたバジルとパセリ、それぞれ株を半分に分けて妹と私で育てています。なので、5月のブログの写真の半分の量が、今はこんな↑に増えています)


栃木では植物も昆虫も元気です。ツバメなど鳥の家族も見かけます。当たり前の光景だけれど、それを当たり前だと思えることがとても贅沢な環境ですし、10年20年後にはもっともっと貴重な体験になっていくと思います。そんな10年20年後に価値が高まるであろう このなんでもない生活を、たっぷりたっぷり味わっておこうと思います。



お菓子の国大使館

世界を楽しくするお菓子な外交

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