2/8 ワークショップのやり方講座
2018年の夏に開催して好評だった講座を再び開催させていただくことになりました。私がたくさん失敗して、失敗する度に工夫して、何年もかけて身につけてきたワークショップ講師としてのスキルをぎゅっと濃縮してお話しさせていただきます。
受講のお申込みや興味がありそうなお友達へのシェアをよろしくお願いいたします(^u^)!
むむ。「ワークショップ」が注目されている!
ここ2、3年でハンドメイド系のワークショップ講座がどんどん増えてきています。マルシェや手作り市などのイベントに行ったことのある方は、ワークショップ用のブースがあるのを見たことがあるのではないでしょうか。最近ではワークショップ目的でイベントに足を運ぶお客さんも増えてきていますが、実は5年前にはまだワークショップ用のブースが用意されているイベントなんて本当に少なかったものです。
それがここ数年でぐんぐん盛り上がり、昨年頃からは特に「ワークショップ」や「講師のしごと」がハンドメイド作家さんたちの注目を集めるようになってきているようです。ハンドメイド作家さんのアドバイザー的な活動をしている方たちも これまでは販売メインの作家さん向けに情報発信していたのがワークショップやお教室を想定した発信を始めたり、既に店舗と取引をしているような作家さんには店舗の方からワークショップ開催の要望が来たりといった話もあり、作り手さんからもお店からも関心が高まっているんだなというのを感じます。
お客さんの立場からしても、素敵なハンドメイド作品を目にする機会が増えたことで「自分も作品をつくってみたーい!」という気持ちが強くなっているのでしょう。実際私のワークショップでも、材料や作り方についてある程度ご存知の受講者さんが以前より多くなっているのを感じます。
でも、やってみるとワークショップ講師って悩みが尽きない!
需要が増えているならワークショップを始める作家さんもどんどん増えるだろう思いきや、実際にワークショップを始め そして継続していく作家さんは意外と少ないのです。というのも、ワークショップの先生はやってみると意外な難しさに直面するケースがほとんど。
始める前は極端な話「材料を用意して、作り方を説明すればいいんだよね?簡単かんたん~♪」と思えるかもしれませんが、実際やってみるとそう簡単にはいかないのが現実なのです。
・自分の作品へのこだわりをワークショップ講座で体験できるように計画したけれど、お客さんには難しかった
・工程が多かったり、時間がかかったり、持ち帰りが難しいので、ワークショップにするのを諦めた
・手軽に扱えるキットを利用してワークショップをしていたけれど、ブームと共に消えていった
・いざやってみたらお客さんの制作時間が予想よりも長くて、人数をこなせず売上を伸ばせなくてやめた
・そもそもお客さんが来ないのでやめてしまった
ワークショップに挑戦した人はだいたいこんな悩みに直面します。悩みながら続ける人もいるでしょうし、しんどくなってやめてしまう人もいるでしょう。
上に挙げた例の中にはかつて私も悩んだ課題があります。悩みながら試行錯誤し、試行錯誤しながら乗り越えて何年もワークショップを続けてきました。そんな経験があるので、私は知り合いの作家さんから自然と相談を受けるようになりました。
自身の試行錯誤と、他の作家さんの相談とをたくさん経験するにつれて、私の中でだんだんつまづきの原因と対処法が整理されてきました。今回の講座ではそんな風にたまった経験をわかりやすくまとめてお話ししようと思っています。
人によって制作物のジャンルも材料もワークショップのやり方にも違いはありますが、根っこにある考え方は同じです。大切なことを軸に据えて取り組めば、悩んだ時にも解決方法を導きだせるようになっていくと思います。
ワークショップを成功させるために大切な心構え
ワークショップを開講するときに大切なことの一つは、お客さんの立場で作品作りを見つめ直してみること。つまりは商売の基本「お客様目線」ですね。
そんなこと今更言われなくても、と思われるくらい当たり前のことかもしれませんね。けれど「材料を用意して、作り方を説明すればいいんだよね?簡単~♪」と考えていたときの「簡単」は、ついつい作家さんの目線を基準にして言っていないでしょうか?作家さんが簡単と感じるのは、既に材料の特性や作り方のコツを充分知っているからです。
一方、初心者のお客さんにとってはどうでしょうか? いまからあなたの講座を受講しようとしている人は材料を見るのも初めてで、作業の力加減もわからず、説明に出てくる専門用語に???となるかもしれません。そういう人にとっては、あなたのワークショップは簡単ではないのです。
既に作品作りができる作家さんと初心者さんの間には差があります。言われてみれば当たり前のことなのですが、私たちは当たり前のことって普段意識しないのでついつい見落としてしまうことが多いんです。うっかり見落としたこの差が、ワークショップで予期せぬトラブルや問題を引き起こしがちです。自分の思い込みを捨ててお客さんの立場で考えることができるようになるかどうかが、ワークショップ講座の質を高めていけるかどうかを決めると私は思っています。
ノウハウを公開するねらい
私はワークショップの仕事が大好きです。自分は不器用だからと不安そうに参加してくださったお客様が嬉しそうな笑顔で帰っていかれる瞬間、子供たちが誇らしげに作品を見せてくれる時、ワークショップ講師をしていて良かった!と心から思えます。
ワークショップのお仕事は増えていますし、ワークショップ講師として活躍する方がもっと増えたら素敵だなと思います。とはいえ1人で仕事をしていると体調不良でも休めませんし、GWや夏休みなどの繁忙期は本当に大変です。長く仕事を続けていくためにも、講師同士で助け合ったり情報交換したりしやすいような環境をつくりたいなと思うようになりました。
そこで、私のワークショップのノウハウを公開して講師を育てる活動を始めたのが「ワークショップのやり方講座」です。専業のワークショップ講師になりたい方、販売の作家活動に+αで取り入れたい方、スタンスは様々だと思いますが、ものづくりが好きという同じ想いで繋がり、相談に乗ったりお仕事をお願いしたり助け合ったりできる関係を少しずつつくっていければと願っています。
「ワークショップのやり方講座」をあなたの作家活動に役立ててください
・ワークショップをやってみたけど課題が見えてつまづいてしまった方は、この機会に原因と対策を整理して次に進みましょう。
・オリジナルの講座作りに悩んでいるクリエイターさんは一度作品作りを客観視してみましょう。私でよければアドバイスもさせていただきますよ。
・ワークショップに興味があるハンドメイド作家さんは始める前に基礎を固めて、作家活動に活かせるワークショップの取り入れ方を考えましょう。
制作物のジャンルを問わずに大切なことをわかりやすくまとめてお伝えしていきますので、ご自身の活動に役立てていただけたら嬉しいです。「ワークショップのやり方講座」は少人数の開催ですので 講師との距離が近く、疑問や質問を気軽に聞くことができます。前回の開催でも、時間いっぱい多くの受講者さんから次々と質問が出ました。それだけ皆さんが悩みを持っているということでもあるでしょう。他の人の質問と講師の回答をシェアできるのはほんとうに貴重な機会で勉強になります。
受講後に利用できる相談チケットも付いていますので、ぜひ気軽に質問や相談を投げてくださいね。丁寧に具体的にお答えしていきます。
↓「ワークショップのやり方講座」の詳細とお申込はこちらからご確認ください。
興味のありそうなお友達へのシェアもぜひお願いいたします!
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