セクハラ
「悪気はなかった。受け取り方の問題だ。」なんて認識しているから話がかみ合わない。
上の発言の場合、加害者側は「悪気はなかった」のだから悪いことは何もしていないという認識。
こちらが「悪いことは何もしていない」状態で問題になってしまうのだから、つまりこちら側には
何も「問題がなかった」にも関わらず問題とされてしまうのだから、「問題は被害者側にある」と
思っている。
被害者側からすればこちらに非はないのに「不当に不快な思いをさせられた」ということが問題
である。こちらに非がないのだから「問題は加害者側にある」と思う。
セクハラの基準というものは加害者側に悪気があったかどうかは問題ではないということになる
らしいけれど、双方が相手側に問題があると思っているから話がかみ合わない。
さらに男女の問題だとフレーミングして、ハニートラップだなんだと余計な要素を持ち込んで
しまうから進展しない。
そうじゃないじゃん。
そもそも目の前の相手に対して敬意をもって接するという人間関係の最低限のことができていない
ことが問題。それも社会的立場もあるいい大人が。
セクハラを語る時は「男女(性別)」というフレームを使うのではなく「人間としてどうか」という
フレーミングで語らなくてはならない。だって人権侵害の問題だから。
私がこれまで生きてきた生活圏は限られるけれど、見てきた限りの現代社会というものは 一人一人に
きちんと敬意を払って向き合うことを怠けすぎだと思う。ダイバーシティだなんだと言ってる割に
性別も2つしか選択肢がないとか、学歴にこだわるとか、お母さんだからとか、やたら白黒つけたが
るしステレオタイプに幻想見すぎなんじゃないか。生きてるだけで人権がゴリゴリ削られまくりだ。
息苦しさに腹が立ってしょうがない。
もっとみんなが素直にありのままでも息できて、グラデーションな世界になる日が早く来ます
ように。
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